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もしこのバンドに出会わなかったら。。。(大袈裟でした!(笑))でもかなり影響を受けたバンドです!


 1977年、イギリスのロンドン近郊にあるノーザンプトンで、ひとつのバンドが結成された!デヴィッド・J(ベース)とケヴィン・ハスキンス(ドラム)の兄弟を中心にしたThe Submerged Tenth(ザ・サブマージェド・テンス)というバンドである!僅か3回のライブ活動をした後、解散してしまったこのバンドは、新たに級友のダニエル・アッシュ(ギター)を加え、The Crazze(ザ・クレイゼ)を結成する。その後、ダニエルの友人のピーター・マ−フィー(ヴォ−カル)が加入し。後のBauhaus(バウハウス)のメンバーが揃った!
 1978年になると、デヴィッド・J の提案でバンド名を
BAUHAUS1919と改名!この年の終り12月31日、ウェリングバーグのクロムウェル・パブで初ライブ!弱小インディーズ・レ−ヴェル、スモール・ワンダーと契約する!

 1979年、バンド名をシンプルに
バウハウスに改名して、8月にはデヴュ−・シングル「Bela Lugosi's Dead /Boys」発売!
belalugosisdead.gif
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 ジャケットは映画「カリガリ博士」のスティール・ショットで、このシングル・タイトルもべラ・ルゴシという初代吸血鬼俳優のこと!
ちなみにこの曲は、現代の吸血鬼物語り、デヴィッド・ボウイ主演の映画「The Hunger」の 主題曲であり映画のオープニングで、バウハウスのライブを観ているデヴィッド・ボウイという異様な場面を見ることが出来ます(笑)
 それにしても今聴いても、この曲のアレンジは、目からウロコものであります!ギリギリまで音数を削ぎ落としたスカスカの音が作り出す空間、オナカイッパイなアレンジの最近のロックを聴いた後、バウハウスを聴くとホッとする!(想像力が働く音(笑))

 その後、ベガ−ズ・バンケットの子会社のアクシス(すぐに名称を4ADに変更)というレーベルが、バウハウスに注目し、やがて契約が成立!
 1980年1月、セカンド・シングル「
Dark Entries/ Untitled」発売!
darkentries.gifジャケットは、ベルギーのシュールレアリズム画家、ポール・デルヴォ−の作品!
 3月から4月にかけて、ヨーロッパ・ツアーを行なった!

 6月に3枚目のシングル「
Terror Couple Kill Colonel /Scopes /Terror Couple Kill Colonel (Vresion)」発売!
terrorcouplekillcolonel.gif実際に起こったテロ事件の新聞の見出し記事をタイトルにした!歌詞はメディアに対するブラック・ユーモア!
 9月からアメリカ・ツアーを行なう!

 10月には4枚目のシングル「
Teleglam Sam(T.REXのカバー) / Crowds /Rosegarden Funeral Of Sores(ジョン・ケイルのカバー)」発売!
telegramsam.gif賛否両論なアレンジの「テレグラム・サム」!あなたはどっち?

 同月、ファースト・アルバム「
In The Flat Field」発売!
00064244.jpg今ではジョイ・ディヴィジョンの「クローサー」と並んで、最初のゴス・アルバムとしてよく取り上げられる。でも後のゴス・バンドが、ひとつの様式美(暗黒)に固執したのとは違い、バウハウスは常に実験的なバンドであった!そのことは、彼等の残された音源(特にシングルのBサイド)を聴けば明白だ!
 しかし彼等のライブでのライト(ホワイト・ライトしか使わない)の効果は、素晴らしい!ゴシック・バンドが真似するのもうなずける!
 
CDではボーナス・トラックにシングル曲が収められていて、1曲目が「Dark Entries」になってしまっているが、本作(CD)を聴く時には2曲目の「Double Dare」からいつも聴くようにしてます!このアルバムはやっぱり、この曲から始まらないとね!

 
1981年3月、ベガ−ズ・バンケットへ移籍!5枚目のシングル「Kick In The Eye /Satori」発売!
kickintheeye.gifファンキーなダンス・ナンバー、デヴュ−からのファンはこの方向転換には批判的っだった!

 6月、6枚目のシングル「
The Passion Of Lovers /David J : Peter Murphy: Kevin Haskins: Daniel Ash」発売!
passionoflovers.gif1日で曲を書いて、レコーディングまでしたというサイキック・ラブソング!B面は、メンバーのメドレーで、それぞれの個性が際立った興味深い音源!
 
 10月セカンド・アルバム「
Mask」発売!
00074185.jpgファーストに比べると、否、バウハウスの全アルバム中で1番ポップなアルバム!

 1982年2月、リミックスした「
Kick In The Eye/Harry/Earwax /In Fear Dub / 」を7枚目のシングルとして発売!この曲(Kick In The Eye)は5枚目のシングル・バージョンとアルバム・バージョンがあり3種類のミックスがある!

 6月には、初めて外部からプロデューサー(ヒュ−・ジョ−ンズ)を起用して作られた8枚目のシングル「
Spirit /Terror Couple Kill Colonel (Live In Paris)」発売!
spirit.gifこのシングルは、ナショナル・チャートに初めてランク・インしたバウハウスのシングルとなるが、しかしこのポップなアレンジを気に入らなかった彼等は、次のアルバムではセルフ・プロデュースにより、リメイクして収録している!
 
 10月、9枚目のシングル「
Ziggy Stardust /Third Uncle」をリリース!ナショナル・チャートのベスト20ヒットを記録した!
ziggystardust.gifA面がボウイ、B面がイーノのカバーで、12インチには他に「
Waiting For The Man(ヴェルヴェットのカバーでなんとボーカルにニコが参加している!)」と「Party Of The First Part」が収録されている!このシングルのヒットにより TV「トップ・オブ・ザ・ポップス」に初出演!

 11月、サード・アルバム「
The Sky's Gone Out」発売!
00019896.jpg初回プレスの特典として、1981年10月のリバプール、1982年2月のロンドンでのライブを収録したアルバム「
Press The Ejectand Give Me The Tape」が付けられていたが、12月には単独アルバムとしてリリースされた!
00063182.jpgこのライブ・アルバムにも付録で、パリでのライブを収めたシングル「
Satori In ParisDouble Dare /Hair Of The Dog」が付けられたが、このシングルも後に単独リリースされた!(CDではこれらを含めて、シングルのB面などのライブもすべて、このアルバムに収録されている!)バウハウスは本来ライブ・バンドである。ビジュアル的にもかなりインパクトがあり、多くのフォロアーを生んでいる。ビデオも1度観てみてくださいね!オフィシャルモノでもいいから!!
 
 同12月、10枚目のシングル「Lagartija Nick /Paranoia, Paranoia /Watch That Grandad Go」発売!
lagartijanick.gifこのシングル曲はデヴュ−前のデモ・レコーディング・テープに収録されていた曲で、新たにアレンジしなおして、よりダイナミックに、よりタイトに生まれ変わったナンバー! ロック・バンドとしてのバウハウスを堪能しましょう!
 B面は実験的サウンド・コラージュ!

 1983年、結果的にラストとなるアルバムのレコーディング中に、ボーカルのピーター・マーフィーが肺炎にかかり入院!残ったメンバーで勝手にアルバムを完成させてしまう!結局ピーターのボーカル曲は9曲中5曲しかなく、ピーターは退院してきた時、愕然としてこう言った「俺は何をやればいいんだ?タンバリンでも叩いて踊ってれば好いのか?」本気でレコーディングのやり直しを求めたらしいが、それを拒否されたことで険悪なムードになった! 
 4月、11枚目のシングル「
She's In Parties /Departure」発売!
shesinparties.gifラスト・シングル。刹那的なメロディアス・ナンバー!

 5月に初来日公演、引き続きヨーロッパ・ツアーを行なうが、険悪ムードは最高潮になっていく。。。

 7月、4枚目でラスト・アルバム「
Burning From The Inside」発売!(全英チャートの10位以内にチャート・イン)
00019893.jpg”バーニング・フロム・ザ・インサイド・1983”ツアーは、7月5日のハマ−スミス・パレスが最終日で、この日彼等は、異例のアンコール6曲をプレイした後、デヴィッド・J の有名なセリフ「Rest In Peace」というひと言を残しステージを去りそのままバンドは解散してしまう!このラスト・ライブは、後にそのまま「
Rest In Peace」という名前でリリースされた!
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 解散後、ファン・クラブのみにシングル「
The Sanity Assassin /Spirit In The Sky」を配付!325枚限定でかなりレアものとなっている!A面だけはベスト・アルバムなどに収録されているが、未だにB面だけはオフィシャル発売されていない!(私はブートで入手)
sanityassassin.gif
 
 後、バウハウスでは、BBCの音源をまとめた「
Swing The Heartache」は必聴です!ここでしか聴けない曲も2曲ありますしね!
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 ベスト盤でいいや!ッて人には「
1979 - 1983 Volume One & Two」が便利でしょう!
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 解散後のメンバーの活動には、あまり興味がないので書きません!

 最期に再結成ライブ(1998-1999)からのライブ盤「
Gotham」も聴く価値は十分あります!

 少しでもバウハウスというバンドに興味を持っていただけたら幸いです!
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